2014年 欧州国際玩具見本市 2014.2.6

Posted by: | Posted on: 9月 4, 2014

ツアー名:欧州国際玩具見本市視察団
訪問都市:イギリス(ロンドン)
     フランス(パリ)
     ドイツ(ニュルンベルク)
期間:2014年1月24日(金)~2月1日(土)9日間

 今回は、日本で玩具関連のイベントが多数開催される時期での日程となりましたので、総勢9名での視察旅行となりました。
雨天時もありましたが、ほぼ全行程天候にも恵まれ、スリ・盗難等トラブルもなく無事に帰国することができました。
視察内容も大変充実しており、新しいアイデアを取得できた視察旅行であったと参加者の皆様からお声を頂きました。

 3つの都市を視察することで、以下2点について視察することができます。
1.欧州の市場の玩具の動向。タブレットの玩具が売れ筋であること、また日本では売れ行きの伸びないぬいぐるみやポーニーの玩具・人形が大々的に売られていることを日本と比較することができました。
2.欧州独自の商品展示。商品の陳列方法について日本との比較。

 ロンドンでは、百貨店ハロッズ内にある「トイキングダム」、超大型玩具専門店「ハムレイズ」を視察しました。
トイキングダムでは、より多くの玩具を子ども達が手に取り、見られる様に工夫されています。2012年8月に内装を男女の区別がないジェンダー・ニュートラルな作りに変え、実演販売も各ブースで行っておりました。
ハムレイズでも実演販売を行っており、さらに展示にエンターテイメント性(レゴのイギリス女王陛下・ウィリアム王子など)を加える事で、現在はロンドンの観光地の一つとして確立しています。日本の大手企業の玩具も各玩具屋さんで見受けられます。
パリでは、市内にチェーン展開する「グラン・レクレ」、12部門・9つの店舗からなるビレッジ・ジュエ・クラブを視察致しました。どちらの玩具屋さんも入口近くにタブレット型玩具が置いてあり、ぬいぐるみのブースが広く取られています。
ニュルンベルクでは百貨店ミューラー・カウホフ内にある玩具売場、ショッピングセンターのシティポイント内にある「マイトイズ」を視察致しました。ミューラーでは玩具と一緒に各仮装セットやブーブークッション等のいたずら玩具も数多く置いてありました。カウホフやマイトイズのフロアには玩具以外にも、こども服やベビーカー等の商品を置き、販売促進を行っていました。特にマイトイズ内にはベビーカーの横に実際の押し心地等を体感できる様に石畳や隆起の激しい道を再現した床があります。
3都市の玩具専門店やチェーン店に共通して、棚の整理が行き届いていることが見て取れます。常にスタッフが見回りをして商品の整理整頓を行っておりました。

Spielwarenmesse -ニュルンベルク国際玩具見本市-

 世界最大の玩具見本市で、世界からは、62ヶ国より約2800社の出店者、120ヶ国より約76000人の専門業者が来場、11の分野にわたる約100万点の製品を16万平米の展示スペースに展示し、約7万種類の新商品が紹介されます。各国からはメーカー、小売業者、卸売業者、輸入業者が来場します。
大手企業の新商品の発表が毎日行われ、各国からの訪問者で連日会場は熱気に満ちておりました。

 海外の市場を実際に視察することで、どの様な玩具が今後日本から輸出出来るのかを現実的に捉える事ができたと、参加者の皆様からお声を伺うことが出来ました。Spielwarenmesseでは最新の玩具について、また、どの様な玩具が今後開発されていくのかを考える事が出来ます。

 





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